緊張感あふれる名演 「while my guitar gently weeps」その(2)

さて、この曲はエリック・クラプトンがリード・ギターを弾いていますが、チョーキングを多用した名演を聞かせています。 わがバンドではRyoが素晴らしいテクニックで再現してますので、是非ご注目下さい。  クラプトンはジョージが連れてきたのですが、彼は「天下のビートルズと一緒に演奏するなんてとんでもない!」とか「ジョージ、自分で弾いた方がいいよ。」と言っていたそうですが、ジョージの説得でようやくプレイ。し

緊張感あふれる名演「While my guiter gently weeps」その(1)

 ボーカルのP.coGa(コガットニー)です。 今回はジョージ・ハリスンの中期の代表作、「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を歌いました。 この曲はジョージのみならず、全ビートルズ・ナンバーの中でも人気のある渋いギター・ナンバーですが、中々ジョージもクセ者で、かなり微妙な歌い方(というか、表現)をしています。 何というか、哀愁のある声ともいうべきか? とにかく、ジョン、ポールとは違

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(4)

 『オール・シングス・マスト・パス』シリーズ、ようやく最終回です。なぜここまでこのアルバムの制作過程やもろもろについて書いたかというと、そこが抜けるとなぜジョージ・ハリスンがこの大作を制作しようとしたかわからない。また、知ることでさらにこの作品への興味を持って頂けたら幸いだと思い述べました。  さて、最終回はアルバム収録曲についてお伝えするのですが、24曲もあるため、とてもではありませんが書ききれ

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(3)

 1970年11月27日にリリースされたジョージのソロアルバム『オール・シングス・マスト・パス』は、何度も言いますが何とアナログLP3枚組の超大作です。当然の如く周りからは色々な声が。 いくらなんでも多過ぎるのではないか。永遠の兄貴分、ジョン・レノンは「あいつは頭がどうかしちまったんじゃないのか?一度に3枚もレコードを出すなんて。それにこの写真、まるでぜんそくに苦しむレオン・ラッセルじゃないか。」

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(2)

 さて、当時は高価だった(少年には特に)LPレコードですが、アナログ盤が見直されている現在です。今考えたら無理してでも買っておくべきだったかと後悔してます。  ビートルズが解散した後、ジョージはデラニー&ボニーの英国ツアーにセッションギタリストとして参加しました。その時、エリック・クラプトンも同じツアーに参加しており、共にステージを盛り上げ、友情を深めました。また、アップル・レコードではプロデュー

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(1)

 ボーカルのP.coGaです。今回はジョージ・ハリスンについて書きます。ビートルズのメンバーの中では地味な印象のジョージですが、実は凄いんです!(そんなこたあ知ってるよ! と言われそうですが)  ビートルズ解散後、いち早くさすがビートル!と世間に言わしめたのはジョンでもポールでもなく、末っ子として兄貴分たちに押さえつけられていたジョージでした。 特にポール初のソロアルバム「マッカートニー」はセール