ポール・マッカートニーの100曲(レコード・コレクターズ)に感動!(2)

 さて内容ですが、これから読まれる方の為に、もちろん詳しい曲名や順位は述べませんが、誰もが知っている、いわゆる大作、名作、「これは絶対入るよな!」と納得の大ヒットナンバー「Jet」や「My Love」だけでなく、アコースティックギターが主役のポールらしい小品の中にも数々の傑作があることを再認識しました。 ページをめくるたび、「おお、これもあった。この曲も学生時代、よく聞いたな。 このとんがった曲も

ポール・マッカートニーの100曲(レコード・コレクターズ)に感動!(1)

 ボーカルのP.coGa(コガットニー)です。 今回は月刊「レコード・コレクターズ」2020年9月号、 特集 ポール・マッカートニー  ベスト・ソングス100について書きます。  この号はポールの名曲ベスト100と共に2020年7月に発売されたばかりのポール・マッカートニー アーカイブ・コレクション 『フレイミング・パイ』も特集が載っており、まさにポール祭りと言った豪華な内容となっています。(『フ

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(4)

 『オール・シングス・マスト・パス』シリーズ、ようやく最終回です。なぜここまでこのアルバムの制作過程やもろもろについて書いたかというと、そこが抜けるとなぜジョージ・ハリスンがこの大作を制作しようとしたかわからない。また、知ることでさらにこの作品への興味を持って頂けたら幸いだと思い述べました。  さて、最終回はアルバム収録曲についてお伝えするのですが、24曲もあるため、とてもではありませんが書ききれ

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(3)

 1970年11月27日にリリースされたジョージのソロアルバム『オール・シングス・マスト・パス』は、何度も言いますが何とアナログLP3枚組の超大作です。当然の如く周りからは色々な声が。 いくらなんでも多過ぎるのではないか。永遠の兄貴分、ジョン・レノンは「あいつは頭がどうかしちまったんじゃないのか?一度に3枚もレコードを出すなんて。それにこの写真、まるでぜんそくに苦しむレオン・ラッセルじゃないか。」

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(2)

 さて、当時は高価だった(少年には特に)LPレコードですが、アナログ盤が見直されている現在です。今考えたら無理してでも買っておくべきだったかと後悔してます。  ビートルズが解散した後、ジョージはデラニー&ボニーの英国ツアーにセッションギタリストとして参加しました。その時、エリック・クラプトンも同じツアーに参加しており、共にステージを盛り上げ、友情を深めました。また、アップル・レコードではプロデュー

ジョージ・ハリスンの超大作 『オール・シングス・マスト・パス』(1)

 ボーカルのP.coGaです。今回はジョージ・ハリスンについて書きます。ビートルズのメンバーの中では地味な印象のジョージですが、実は凄いんです!(そんなこたあ知ってるよ! と言われそうですが)  ビートルズ解散後、いち早くさすがビートル!と世間に言わしめたのはジョンでもポールでもなく、末っ子として兄貴分たちに押さえつけられていたジョージでした。 特にポール初のソロアルバム「マッカートニー」はセール

キャロル・キングのおすすめCD

キャロル・キングといえば、このアルバム「タペストリー(つづれおり)」ですよね。ほんとに名曲ぞろいの名盤ですよね。うちのバンドでも、ここから数曲レパートリーがあります。 シンガーソングライターとしての実力をしめしたアルバムですよね。バンドも良いですしね。 この辺りのアルバムともなると、いろんな人の人生の思い出とかとも重なっているんだろうなぁと思いますね。特にアメリカではそういう人が多いんだろうなと思

ポールの名盤、フレイミング・パイ

 ボーカルのP.coGaです。  ポール自身が監修を務めるアーカイブ・シリーズの第13弾、「フレイミング・パイ」が7月31日に発売されます。このアーカイブ・シリーズについてはまた別の機会に詳しく述べるとして、今回はこのアルバムの思い出など、徒然なるままに綴ります。  1997年5月5日にリリースされたこのアルバムは、ポールのソロ・アルバムですが、レコーディング・セッションの直前まで行われていた『ビ

オールマン・ブラザーズ・バンド (その1) キャプリコーン時代の輝き

ギターのRyoです。昨日は、オールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモア・イーストのライブ盤を聴きました(このライブは手元に数枚ありますがSACDシングルレイヤーのUIGY-9029のが別格で音が良いですね)。 オールマン・ブラザーズ・バンドといえば、サザンロックの代名詞的なバンドの一つかと思いますが、活動歴も長く、個性的なバンドだったなと思います。それでちょっと書いてみたくなりました。これも若いこ

リンダ・ロンシュタット ライヴ・イン・ハリウッド ライブを聴いて

リンダ・ロンシュタット ライヴ・イン・ハリウッド ライブ            今日はリンダ・ロンシュタットいきます。 この人も若いころによく聞きましたね。といって、「熱心」にというわけでもなく、親しみやすいので至って自然に聞いていた、という感じでした。 2000年を超えてから、何年か前だったかに引退を発表してしまうまでに発売されたCDも聞いてはいました。 しかし、ライブアルバムが初なんですよね。